フクシマの子どもサマーキャンプサポート隊
小諸市や、その近辺で暮らすボランティアの有志が集まって2011年の夏から始めた保養キャンプ。
きっかけは、2011年3月11日の東日本大震災、そして東京電力・福島第一原発事故でした。
子どもたちの夏休みに合わせて、小諸市内の滞在先に招き、野外遊びや、農作業、動物とのふれあい、中学生との交流やプールなど、思いっきり自然の中で夏を楽しんでもらう時間と場を提供してきました。
参加する子どもたちは、福島県内の子どもで、親や兄弟姉妹と参加する子もいれば、子どもだけで参加する子もいます。福島から遠い長野県東信地区で暮らす私たちにできることは限られますが、福島で起きたことを忘れずに、これからもつながり続けていきたいと思っています。
保養キャンプとは・・
2011年3月、福島原発事故により放射性物質は自然や生き物などすべてに降り注ぎ、多くの人々が被ばくしました。
避難生活を余儀なくされた人や放射能の値の高い地域に住み続けざるを得ない人もいました。後に、避難指示解除によって故郷へ帰っても、不安の中で生活している人もいます。場所によっては、チェルノブイリの居住禁止区域と同じレベルの放射線量がある地域に住んでいる子どもたちもいます。事故から9年となる現在でも多くの人々が苦しんでいるのです。
子どもたちは、一定期間保養することによって免疫機能を回復し、病気になりにくい体を作ることが可能だということがわかってきました。
「保養」とは、子どもたちが汚染されていない土地でのびのびと遊び、汚染されていない食べ物を食べ、ストレスを軽減し、体内被ばくの進行からも解放され、抵抗力、免疫力をつけることを目的としています。それが日本の各地でボランティアの人々により取り組まれています。
活動内容
2011年
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期間 : 8月2日~8日(6泊7日)
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場所 : みすず幼稚園所有「りんごの森」
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内容 : ①保養
②手作りの布のクリスマスカードを送る(「遠く離れていてもあなたの事を思っているよ」とのメッセージ) 礼状多数あり(その内容は放射能問題でつらい思いをしているなど福島で暮らす大変な思いが綴られていた)
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その他:うららな会と共催
初めてのサマーキャンプ。多くの小さな子供たちと、お母さんが参加してくれました。
ショックだったのは、ウエルカムパーティーの時、夜屋外に出ていて、雨が急に降り始めた時、お母さん方とその子供たちが、誰言うことなく室内にさっと入った事、。
初めてのサマーキャンプ。多くの小さな子供たちと、お母さんが参加してくれました。
ショックだったのは、ウエルカムパーティーの時、夜屋外に出ていて、雨が急に降り始めた時、お母さん方とその子供たちが、誰言うことなく室内にさっと入った事、。
キャンプでは楽しく過ごしているように見えて、福島の原発事故の厳しい環境で
暮らさざるを得ない、その一端が垣間見えました。
暮らさざるを得ない、その一端が垣間見えました。
到着
音遊び
流しそうめん
食事風景
絵葉書作り
2011年に参加された方から寄せられた、感想のごく一部です。
経費について
フクシマの子どもサマーキャンプサポート隊の活動はボランティアの力と寄付で成り立っています。
経費は、バス代が高額となるため検討して、2018年からは福島のバスを利用することとしました。
それでも送迎バス代は約30万円、食材費7万円、事務費・保険料・旅費等で約18万円、合計60万円強の費用を要します。
参加者からの一部負担金や共同募金会からの補助金をいただいていますが、経費のほとんどを個人や団体からの寄付で賄っています。どうぞ、ご協力をお願い致します。
◎振込先◎
ゆうちょ銀行 記号11110 番号 3584941
口座名:フクシマの子どもサマーキャンプサポート隊
◎連絡先◎
代 表:渡辺 090-8171-8485
事務局:杉田 090-5531-1668
ボランティアも募集中です。上記までご連絡ください。